【脳卒中という病気と後遺症の片麻痺を徹底的に理解する⑥】安定性限界・支持性のお話

【まとめ・ポイント】
・指示性とは、「支える力」のことで、単なる筋力ではない。
・意識して練習してもなかなか身につかない。
・支える=筋力だけではなく、全身のアライメントと姿勢制御が重要。
・身体全体の重心が足裏の「安定性限界内」に収まることが「立つ」ことの本質。
→脚、骨盤、背骨、肩甲骨、頭などが一直線に整列している必要
→脚だけでなく全身の筋肉の協調性も欠かせない
・このためには、前庭系(姿勢を保つ)と網様体系(筋緊張を調整)の2つの神経回路が重要
・意欲や集中力、「怖くない」という安心感もキーポイントになる
・力や意識ではなく、「課題」を通して自然と身体が学ぶ。
・課題志向型アプローチ
例:非麻痺側の脚を台に乗せる→麻痺側の足で支える
→課題があるからこそ、正しい支え方の「感覚運動経験」が得られる
→手で無理に身体を支えたり、体重を逃がして課題を達成すると、支えの練習にならない
・療法士として望ましい介入や声掛けは「頑張れ」ではなく、「こうすれば怖くない」を教えること
・脳の学習システムをうまく働かせる事を念頭におく
動画内容・チャプター
1:39 脚の指示性は「力」ではない
2:52 安定性限界・体の重心
3:51 正しい姿勢の配列
4:26 姿勢コントロールに必要な神経系(前庭系と網様体系)
5:12 筋肉の協調性と配列の重要性
7:38 脳卒中リハビリで鍛えるべきは「協調性」
10:00 課題志向型アプローチ
10:38 感覚運動経験と小脳
11:01 支えるのは意識でなく自然反応
11:24 「怖くない!」という気持ちで取り組めることが重要

