【脳卒中という病気と後遺症の片麻痺を徹底的に理解する⑩】 麻痺手自主トレ考え方・麻痺側上肢の練習は難しい・空間保持ができないと、指や手の動きを出すのは困難

【ポイント・まとめ】

・麻痺手(麻痺側上肢)のリハビリの難しい理由の一つは、「空間保持」ができないこと
・手や腕が空中で安定している必要があるが、片麻痺の方には難しい
・空間保持ができないと、指や手の動きを適切に練習することが困難になる

・マヒ脚との違い
‐麻痺側下肢(脚)のリハビリは比較的簡単に感じることが多い
‐力を入れて膝を伸ばし、立つことができれば、歩けるようになるイメージが湧きやすい
‐しかし、手は単に力を入れて動かすだけでは動きが出せない
‐手の指を動かすためには、まず手全体が安定して空中に保持されることが前提

・肩甲骨の重要性
‐手のリハビリには、肩甲骨の動きが非常に重要
‐肩甲骨が安定していないと、手を空中で保持することができない
‐肩甲骨をしっかりと動かす練習をしなければ、手や腕を自由に動かすことが難しくなる

・リハビリでの誤解
‐リハビリでは、往々にしてマヒ手の末端(指や手首)ばかりに焦点を当てる傾向があるが、手を動かすためには肩甲骨や肘の動きに注力する必要がある
‐これを意識して練習しないと、効果的なリハビリにはならないことが多い
‐リハビリを行う際には、肩甲骨がどこにあり、どのように動かすべきかを理解することが必要

・一連のことは、療法士も理解しておらず、念頭にないまま手先だけに注力したリハビリを行っているように見受けられる
・次回は、具体的な練習方法を紹介予定

動画内容・チャプター

0:26 麻痺側上肢の練習は難しい:空間保持ができない事が原因
0:47 肩甲骨がカギ
2:34 手の指が動くためには
3:27 空間を保持するイメージを持てていない
4:38 コックアップスプリント・外転装具
5:26 空間保持ができ肩甲骨が働かないと手の練習はできない
6:23 療法士も念頭に置いていない
8:45 具体的なやり方は次回以降