【絶版】Schumidtの神経生理学からADLをひも解く・肩甲骨が動くと手の感覚分かりやすく・固有受容感覚が乏しい場合は筋活動を!

ドイツ人の神経学者Schmidtの著書「神経生理学」の一節から、片麻痺の方の麻痺手をADLに生かす術を考察してみました。
感覚情報
”感覚情報”という表現は耳慣れないかもしれませんが、「その現象によって何か別の次元の要因になる」という意味で「情報」な訳です。
その感覚情報をいかに活かすかが「麻痺手の機能」を活かすカギです。
脳卒中 片麻痺者の方は、鎖骨を上下・左右・前後に動かすのを意識してみて下さい。
本書に書かれている内容を踏まえ、片麻痺の方のADL(日常生活動作)の向上を考えた時に「肩甲骨が重要」という事に関してお伝えできればと思っています。
シュミットの感覚運動系
神経生理学 ロバート・F.シュミット (著), 内薗耕二 (著)
日本語翻訳版、1節 147ページ 6章 運動系
神経系の運動機能の考察にあたり、中枢神経系内の運動中枢が求心性(感覚性情報)の入力を受けて初めて適切に働くことを忘れてはならない。姿勢と運動の制御における感覚器官の役割を強調するために、筋活動に関与する求心性及び遠心性神経繊維の機能の両方の意味を含ませた感覚運動系という用語を使用する。
本日のテーマ3つ
- ADL:特に両手動作
- 一定の緊張感は学習を促す
- 麻痺手を活かす為に必要な要素
動画内容・チャプター
1:13 3つのポイント
2:05 絶版 神経生理学 ロバート・F.シュミット
3:20 手に関する問い合わせ
5:13 麻痺手の二つの側面
13:55 片麻痺者の感覚障害の9割は知覚障害
15:29 感覚が分かりづらいのは肩甲骨に問題あり
17:21 緊張感がある環境で練習したことは学習に残りやすい
21:15 良い緊張を伴った集中力と肩甲骨コントロール